日々の忙しい生活の中で、知らず知らずの内に溜まってしまうのがストレスです。
ストレスは肌のコンディションを悪くさせるだけでなく、健康にも悪影響が大きいことは知られていますですが、
上手にストレスを解消していくのはなかなか難しいもの。
ストレスを軽減する方法に自然を取り入れるメリットなどを紹介していきます。
人工物に触れる機会の多い昨今、森や草原、湖や海などの自然に触れる機会は減っています。
人はストレスを感じることで血圧が上がりコルチゾールというストレスホルモンの分泌が盛んになってしまいます。
このコルチゾールの分泌はうつ病や心臓病のリスクを増加させてしまいますが、森や海などの自然に触れることでコルチゾールの分泌を和らげてくれる働きがあることが分かっています。
また自然の音には「1/fゆらぎ」という、人間がリラックスした時の脳波「α波」を引き出す効果があるため、心と体の緊張を
ほぐしストレスを解消する効果があるのです。
体や精神を回復させるためのリハビリテーションとしても用いられるガーデニングには、うつ病や不眠、ストレスの解消に非常に効果があります。
庭がない場合にはプランターなどで楽しむのも、OKです。観賞用に好きな花を育てる、野菜を育てるのも良いでしょう。
特に自分で作った野菜を食べることは、肌や健康に良いだけでなく収穫できた喜びや感動なども体験することができます。
水のせせらぎや雨の音、鳥のさえずりや木々のこすれ合う音など、自然の音にはストレスを解消させる効果があります。
それは前述したように1/fのゆらぎによってα波が引き出され、気持ちが穏やかになるためと考えられます。
川や森などに足を運ぶのが一番ですが、CDなど音楽として聞いても効果が得られるでしょう。
自分の部屋や浴室などで、少し明かりを落として聞くとよりリラックス効果が期待できます。
また自然の景色は見ているだけでも癒し効果があると言われています。
中でも滝や川などの水の景色を見ると、ストレスを和らげる効果が高く水によるヒーリング療法を「ウォーターセラピー」とも言います。
なかなか直接行くことが難しい場合は写真やポスターなどを見る、自然の写真が使われているカレンダーなどを部屋に飾るのもオススメです。
森林の中を歩くことでコルチゾールが減少し、血圧や心拍数が安定したという調査報告もあるのが森林浴です。
30日間続けることで、体内の免疫力を高めるナチュラルキラー細胞の活動が活発になるとも言われており、ガンの予防にも効果が期待できます。
なるべくゆっくりと歩いて香りや音、木に触れたりして五感を研ぎ澄まし散策するとより効果的です。
自然は私たちの心にゆとりを与えて、気持ちを楽にしてくれます。
身近な自然に触れて癒されながら心と体のバランスを上手に整え、内側からキレイを引き出していきましょう。
