ご存知の通り、紫外線や乾燥、アルコールやタバコ、ストレスや睡眠不足は老化肌を引き起こす原因です。
「私はしっかりUVケアをしているし、お酒やタバコは控えている。リラックスするように心がけているし、しっかり睡眠時間も確保しているから大丈夫!」…なんて、安心していませんか?
実は老化肌の大きな原因にはもうひとつ運動不足があげられるのです。
運動と肌には繋がりがないような気がしてしまいますが、エイジングケアに運動は不可欠。
理由は単純です。
身体を動かすことで筋肉が鍛えられ、血行が良くなるからです。
美肌作りのための半身浴も、血行改善によるデトックス効果を狙う方が多いでしょう。
でも運動をして筋力をキープすれば、お風呂に浸かっている間以外の時間も血行が良くなり、さらなる美肌効果を期待できます。
肌細胞は他の細胞と同じように、常に酸素と栄養を必要としています。
血行が悪い、つまり血液の流れが悪いと、肌が必要とする酸素や栄養が運ばれにくくなります。
そうすると肌のターンオーバーが遅れ、くすんだ肌色になってしまうのです。
健康的なピンク色の肌色になるためにも、十分な酸素を含んで鮮やかな赤色をした血液の流れが不可欠だと考えられます。
血液だけでなく、リンパ液も美肌を維持するための役割があります。
「リンパマッサージを欠かさない」という方もいらっしゃると思いますが、定期的な運動もリンパ液の流れを良くするためには必須。
水分量の調整や老廃物の運搬をしてくれるリンパ液の循環が悪いと、新陳代謝が悪くなり、古い角質が取り除かれずに残ってしまいます。
それを防ぐためにも、血液とリンパ液の流れを良くすることで、肌の新陳代謝を促し健康で新しい細胞を作り出せるようになります。
成長ホルモンは、15歳前後でピークを迎え20歳を超えると減少しはじめ、40歳くらいになると10代の約1/4しか分泌されなくなってしまいます。
成長ホルモンはその名の通り肌の成長を促し、肌の新陳代謝を活発化させ、糖や脂肪の代謝を促進してくれます。さらに老化物質であるAGEを抑制する可能性も指摘されています。
女性にとって魅力的な成長ホルモンですが、運動によって分泌を促進できることがわかっています。
軽い有酸素運動やダンベル、スクワットなどを毎日少しでも行うことで、エイジングケアができてしまうのです。
運動には肌のアンチエイジングだけでなく、内臓の老化速度までも遅らせる効果があります。
内臓の動きが若く活発なら、食べ物やサプリメントで摂取した栄養をきちんと身体に取り込むことができ、美肌に繋げることができるでしょう。
また、適度な運動にはリフレッシュ効果があり、疲れやストレスを解消することもできます。
身体を動かすことでエネルギーが高まって気持ちも若返り、心のエイジングケアにも効果的です。
女性なら、内側も外側もいつまでも若々しくキレイでいたい。
誰もがそう思っています。
そのためには外側からのケアも大切ですが、内側からのエイジングケアも必要です。
積極的に歩く、階段を使う、軽い体操を習慣にするなど日常に運動を取り入れて内側から老化にブレーキをかけましょう!