集中した後や疲れたときに「伸び」をすると、気持ちがいいですよね。
この「背伸び運動」を疲れたときだけでなく朝起きたときにすると、健康にはもちろん、脳の覚醒やダイエット効果など体に色々なメリットがあります。
そのため、「背伸びダイエット」とも呼ばれています。
気分転換になるだけでなく、お金も時間もかからない朝の「背伸び運動」のメリットを紹介します。
やり方は簡単です。
朝起きたら、何よりも1番に「うーん」と気持ちよく伸びをすることです。
伸びをすることで酸素が脳に供給されて頭がすっきりとし、血流が良くなって体温が上がり、眠っていた体を起こしてくれます。
「背伸びでダイエット？」と思われるかもしれません。
でも、背伸び運動は自律神経の働きを整えてくれるため「血流が良くなる」「基礎代謝量が上がる」など、ダイエット効果も期待できるのです。
早速、背伸び運動のやり方を紹介します。
運動というよりは簡単なストレッチなので、運動がキライな方もぜひやってみてください。
■ダイエットのための背伸び方法
1. 足を肩幅くらいに開き、足の指は外側に向けます。この時、ひざは伸ばしきらないように楽に曲げた状態にしましょう。
2. 耳にぴったりつくように腕を上げます。手のひらを内側に向けて、腕をまっすぐに伸ばします。
3. 無理のないように背中を反らします。無理に反らすと腰を痛めることもあるので注意しましょう。この時、ひざが伸びないよう注意します。
4. 肺の中の空気を全部吐き出すように、息を吐く時に5秒、息を吸う時に5秒かけます。息を吸うときは鼻からゆっくりと、がポイントです。
5. 息を吐くときと吸う時に、手のひらの向きを内側から外側に、外側から内側に変えます。
※それぞれ3セット行います。
■腹筋が鍛える背伸び運動
1. 手を組んで、手のひらを上に向けます。
2. 顔を上に向けて、背中を反らせます。
3. 手を組んで腕を上に上げた状態で、脇腹を伸ばすように、体を横に倒します。
※右と左、各1回ずつ行い、3セット行いましょう。
体を横に倒す動きは、腹斜筋という筋肉を刺激し、ウエストの引き締め効果もあります。
腕を上げる時に肩も上がりますので、肩こり解消にも効果的な運動です。
背伸び運動は、「夜寝る前」と「朝起きて朝食を食べる前」がおすすめです。
寝る前に行うと自律神経を刺激して成長ホルモンの分泌を促進し、食べる前に行うと食べ過ぎを防いでくれます。
全部で1分くらいの運動なので、朝の忙しい時間でも無理なくできそうです。
妊娠初期にはお医者さんに「背伸びをしないように」と注意されます。
それは、背伸びをするとお腹の筋肉が伸びて、胎児を圧迫してしまうからです。
背伸びは負担の少ない動きですが、おなかの中の赤ちゃんとのつながりがまだ不安定な妊娠初期の妊婦さんにとっては、良くないので注意してください。
また、妊娠している可能性のある方、妊娠を希望している方も気をつけましょう。
ただ「背伸び」をするだけの簡単なダイエット方法。背伸びを習慣にして、スッキリボディを目指しましょう！
