肌の健康は血液と密接に関係しています。
血液がドロドロになってしまうと、肌の色はもちろん、さまざまな影響を及ぼしてしまいます。
ここでは血液による肌への影響と、サラサラで健康的な血液を保つ方法についてご紹介いたします。
血液は体の隅々まで栄養を運んでいます。
健康な血液が運ばれてくることで、肌は栄養を吸収、老廃物の除去、傷口を塞ぐことができるのです。
肌は、皮下の毛細血管まで血液が行き渡ることで、栄養や酸素、水分などを得ています。
血管が詰まってしまうと血液の通り道が狭くなり、末端まで正常に流れなくなってしまい、肌の栄養や水分が不足して、炎症などの悪影響が起きてしまうのです。
栄養が運ばれることで、肌の新陳代謝のサイクルを維持でき、シミやシワ、クスミなどの肌トラブルの予防につながります。
では血液の健康を維持するためには、何をしたらよいのでしょうか？
1． たんぱく質をとる
身体をつくるには、肉などの動物性たんぱく質は不可欠です。
この成分が不足してしまうと、人は生命維持を優先するため、生命維持に重要でない肌や爪、髪へ栄養が送られなくなります。
きれいな肌を維持するためには、食事でしっかりたんぱく質を摂るようにしましょう。
2． 糖質を摂り過ぎない
糖質は甘いものを控えているだけでは、糖質の摂りすぎを予防できているとは限りません。
ごはんやパン、麺類など、さまざまな食品に糖質は含まれているからです。
さらに、食事のときに白米など糖質を含むものから食べるのも、血糖値を上げ、血流を悪化させてしまいます。
お腹がすいていると、主食から食べ始めてしまいますが、そんなときこそサラダなど、食物繊維を多く含む食品から食べ始めるようにしましょう。
食物繊維を先に食べることで血糖値の上昇を緩やかにすることが出来ます。
3． 適度な運動をする。
運動不足は血液をドロドロにしてしまいます。
それは、上に述べた糖質が残りやすくなってしまうからです。
人間は、筋肉を動かすときにブドウ糖と脂肪酸を消費しています。
そのブドウ糖と脂肪酸の素となるのが糖質や脂肪なのです。そのため、習慣的に運動することは重要です。
運動不足の状態が続いてしまうと、血液内に中性脂肪やコレステロール血糖が増え、血液はドロドロになり、肌だけでなく内臓各所に不調を招いてしまうでしょう。
4． 身体の冷え・冷たい飲み物を避ける
夏の間、冷房が効いた部屋に長時間いたりしませんでしたか？
意外と知られていませんが、この冷えも血液がドロドロにつながるということです。
自分ではそこまで冷えてないと感じていても、体の芯が冷えていることもあります。
まず体が冷えると、毛細血管は委縮して血液は流れにくくなります。
そこに糖質を含んだ冷たい飲み物を飲んでしまうと、さらに体を冷やし、体内の糖質も増えてしまうのです。
冷たい飲み物はさけ、体を冷やさないように常に羽織るものを持っておくなどしておきましょう。
普段の生活で、偏った食事や運動不足が続いていると、内側から健康は崩れていきます。
体の内側にある血液を健康に保つことで、新陳代謝に正常なサイクルが生じ、美しい肌を維持することに繋ります。
何気ない生活から血液をサラサラな状態にすることを意識するとよいでしょう。
